|
狩猟に適したナイフは
どんなものでしょう。
皮を剥ぐスキナー、
骨から肉を取り除く
細かい作業のシャープな先端。
使う人によって、
形は無限に出てくるでしょう。
しかし、包丁のような真っすぐな刃は、
すぐに肉に傷をつけてしまいがちです。
緩やかなカーブで形成された
刃がいいでしょう。
鋼材は、刃持ちのよい、
よく切れる素材がいいでしょう。
厚さは適当な厚さが必要です。
ハンドルは、動物の脂肪が付いても
滑りにくい
スタッグなんかがいいでしょう。
刃の表面はミラー仕上げが
いいかと思います。
長時間の使用には、
ハンドルは丸みを帯びている方が
手が疲れません。
■ブレード S90V 鋼を使います。
これは、とても加工性が悪いです。
グレードの低いS30Vは
加工性が少しはいいのですが、
それでもとても硬くて、
作業は難航します。焼きが入ると、
ペーパーの刃が
立たなくなってしまいます。
CV鋼を加工したことのある人なら
分かると思いますが、
まさにその感じです。 相当の苦労をして仕上げます。 穴を開けるのにも、やはりかなり苦労します。
しかし,硬いと言っても
刃こぼれをしません。
焼き上がりの硬度はHRC57くらいです。
耐磨耗性がとても優れていて、
カミソリのような切れ味を体感できます。
「使っていて音が違う」
と狩猟メンバーは絶賛しています。
|

■ハンドル
毛皮を剥いでいて気になるのは、
脂肪が手やハンドルに取り付いて
滑る事です。
マイカルタのような光るように
仕上げた面に付いた脂肪は、
どう掴んでも滑ってしまいます。
手が滑ると言うことは、
押し込んだとき
ブレードの方まで
手が行ってしまう事です。 大変危なく、解体に集中できなくなります。
ハンドルは凹凸のある
、鹿の角(スタッグ)がベストでしょう。
最近はスタッグが入手困難なので
牛の骨に凹凸の加工を施し、
滑り難くしている
ハンドルも見受けられます |
■価格について,既製品について
私が狩猟用ナイフに使っている鋼材は、
店頭に並ばないものです。
特別に注文して手に入れます。
加工手順も普通のナイフと違い、
また、鋼材が非常に硬いため
加工にも大変な手間が必要です。
現在スタッグは入手が非常に困難で
高価です。すべてが特別なため、
狩猟用のナイフは通常のナイフに比べて
高くなります。
が,他ではなかなか手に入れられない
逸品をお渡しできると自負しています。
狩猟用に売っているナイフで、
それなりにいい鋼材を
使っているのもあります。
やはり、それは値段が高いはずです。
値段で妥協したナイフは、
値段分しか切れないような気がします。
既製ナイフの弱点
・ハンドルが薄い=手が疲れやすい
ハンドルは丸い方が手が疲れにくい
・バンドルが角ばっている=使っていて、
手に食い込んでいくる。
丸みがなければいけません。
・ブレードの峰の角が尖っている。
=素手で作業していると、思わぬ角で
怪我をすることがある。
角にも丸みをつける。
・ブレードとヒルトとの間に隙間がある
=錆びの原因となる。
・重量バランスが悪い=使っていて、
手首が疲れる。バランスに
配慮しなければならない。
・ハンドルが滑りやすい=手が滑って
怪我をすることがある。
鹿角などであれば問題ない。
・刃持ちが悪い=鋼材の良否
・シースが柔らかい=薄い革の使用。
曲がるシースは危険。
・シースからナイフが抜け落ちる
=ナイフに合っていないシースは危険。